訪問介護ヘルパー
事業室

笑顔あふれる社協のホームヘルパーが
あなたらしさと暮らしを応援します!

要介護状態あるいは要支援状態になられても、可能な限り長年住み慣れた地域で日常生活を営んでいただけるよう、利用者に応じた自立支援を目指した良質なサービスを提供します。

訪問介護に関してのご相談は
下記までお気軽に!!

●姫路市社会福祉協議会 ヘルパー事業室
TEL.079-224-3525
〒670-0954
姫路市栗山町151-2栗山別館5階 ●マップはこちら
FAX(079)287-1323
営業日/月〜金曜日(土・日・祝日・年末年始は休み)
営業時間/午前8:35〜午後5:20
介護保険事業者番号/2874000694
●姫路市社会福祉協議会 ヘルパー事業室ゆめさき
TEL.079-336-3566
〒671-2103
姫路市夢前町前之庄2160夢前事務所3階 ●マップはこちら
FAX(079)336-3969 営業日/月〜金曜日(土・日・祝日・年末年始は休み) 営業時間/午前8:35〜午後5:20 介護保険事業者番号/2874003847

あなたのペースに寄り添いながら安心・安全に暮らしをサポート!ホームヘルパーにおまかせください

介護のワンポイントアドバイスコーナー

ヘルパーが行う身体介護のポイントをまとめました、ぜひご覧ください。

介護のワンポイントアドバイス1 更衣介助

最初に何をするか声かけをしましょう。「体を起こしますよ」「今から服を脱ぎますよ」等、確認してから行動に移るようにしましょう。
◎左側に片麻痺がある場合(左腕を患側※・右腕を健側※とする)

●前開き上着の着せ方

1.介助者が患側の袖に手を通し、腕を迎える用意をします。
2.患側の手をとり、袖を通します。
3.肩の上までしっかり引き上げて背中へ回します。
4.袖を健側の腕に通します。

迎え袖(袖を通して腕を迎えること)がポイント!

●前開き上着の脱がせ方

1.患側の肩の部分を少しおろします。
2.健側の袖を脱がせます。
3.患側のひじに手を添えて、患側の袖を脱がせます。

ひじに手を添えるとスムーズに脱ぎやすくなります。

介護のワンポイントアドバイス2 食事介助

人は健康に生活したいと願っています。健康を保つためには、食物をバランスよく摂る必要があります。食べ物をおいしく、食べやすく調理し、彩りよく食卓に乗せることで、胃液の分泌を促し食欲を増進させ生き生きとした生活の原動力になります。

1.生活面では、こんなことを心がけましょう

・規則正しい生活リズムの中で、1日3回の食事をとる
・好き嫌いせず、バランスの良い食事をとる
・健康状態に合った食生活をする
・楽しい雰囲気で食事をする
・残存能力を生かし自分で食べられるようにする
・水分はしっかり取る

2.環境面では、こんな工夫をしてみましょう

・室内を片付け、テーブルクロス、装飾品で雰囲気づくりをする
・換気を良くし、室温にも気を付ける
・座る場所が一定していると安心して食事ができる
・食べ物が見えるように、照明に気を付ける
・個々人に適したテーブル、椅子を準備する

< 食事の前にお忘れなく >

・食前の手洗いをする
・口腔内を清潔にする
・内服薬の確認をする

< 食事中は、こんなことに気を付けてみましょう >

・目の高さが同じになるように、笑顔で接する
・ゆったりとご本人のペースに合わせる
・好みを聞きながらも、まんべんなく摂取できるようにする
・食べ物は、食べやすい大きさにして、見えるように介助する
・誤嚥しやすい人には、量や速さに気を付ける
・麻痺のある人には健側の口角から入れ麻痺側に食べ物が残っていないか確認する
・視力障害のある人には、食器の配置を変えず、料理の内容を説明する

< 食後も確認をお忘れなく >

・お茶で口の中をさっぱりさせる
・口まわりや手を拭く
・食後30分程度は楽な姿勢にする
・食欲、摂取量、水分補給量、時間等を記録しておく

介護のワンポイントアドバイス3 おむつ交換

排泄をすることは生きている限り必ずおこる生理的欲求行為です。
「どんなからだになっても、トイレには自分で行く」「這ってでもトイレには自分で行く」・・。
そうした言葉がよく聞かれるように、排泄とはプライドにかかわる行為です。

1.おむつを使い始める前の留意点

1.ご本人の自尊心を傷つけないような心づかいを持って接するように心がける。

2.紙パンツをお勧めするときは「漏らさないために使ってもらう」という気持ちではなく、「今まで通りの生活を続けるために」「これから、まだまだ元気でいてほしい」という気持ちをもって進めていくと良い。

2.おむつ交換のポイント

1.おなかまわりが細い場合、上のテープを斜め下向きにつけます。

2.脚まわりが細い場合、下のテープを斜め上向きにつけます。

3.体全体が細い場合、上下のテープを交差させてつけます。

4.テープを止めた位置が、左右対称になるよう 注意します。

5.脚まわりは中のパットがはみ出していないか、 ギャザーが折れこんでいないか確認します。

3.肌トラブル予防のための留意点

1.「多重使い」をしないでください。漏れが心配で、何枚も重ねて使うと、体圧がかかり褥瘡の原因になります。

2.肌の変化を見逃さないでください。赤くなった部分があったら褥瘡の初期段階の恐れがあります。

3.おむつをむやみに引っ張らない。おむつを身体の下に敷いた状態で引っ張ると摩擦で、肌に傷がつきやすくなります。

介護のワンポイントアドバイス4 口腔ケア

1.口腔ケアの必要性

口腔内細菌と内科疾患との関連性、咀嚼の機能と老化・認知症との関連性など、口腔環境が全身の健康と密接に関連していることが、近年明らかになってきました。

細菌の塊である歯垢は、虫歯や歯周病の直接的な危険因子であると同時に、全身疾患を引き起こす菌の温床としての役割を果たす可能性が高いのです。

口腔ケアは、歯や歯茎のためだけではなく、全身疾患の予防など、生命の維持・増進に直結したケアでもあります。

2.口腔ケアの効果

・口腔感染症の予防 ・口腔機能の維持、回復 ・全身感染症の予防

・全身状態やQOLの向上 ・コミュニケーション機能の回復 ・社会経済効果

3.口腔ケアの前に、全身状態を把握する

・ 疾患・・・脳性まひ、脳梗塞、逆流性食道炎など

・ 機能・・・座位はとれるか?どの位口をあけていられるか?どこまで自分でできるか?

・ 嚥下・・・唾がのみこめるのか?うがいはできるのか?

・ 体調・・・熱はないか? 疲れていないか? 機嫌は悪くないか?

4.口腔ケアの流れ

1.これから口腔ケアを行うことをきちんと伝える。
口の中をさわられるのは嫌な人が多い。
何をされるのかわからなければ拒否も強くなる。

2.体位を整える。
座って? リクライニングで? 寝て? 本人が疲れない体位であること。
その姿勢でうがいをする時にむせない体位であること。介護者にも無理のない
姿勢であることが大事。

3.身体の緊張をほぐしてリラックスしてもらう。
まずは、手で口の周りをマッサージして、筋の緊張を和らげる。
声をかけながら、首・顔・口の周りをマッサージ、唾液腺を刺激して唾液の分泌を促す。

4.うがいをする
ブクブクうがいができる場合は、ほっぺを使って十分にうがいをする。
コップがむずかしい場合は、ストローや吸いのみを使う。片麻痺がある場合、
健側を下にして、誤嚥を防止する。
うがいがむずかしい場合は、スポンジブラシなどで、口の中を湿らせる。

5.スポンジブラシによる清掃
柔らかく、粘膜を傷つけないスポンジを使って、口の中の食べかすをきれいにする。
水を含ませて軽く絞り(水分が危ない場合はタオルで拭いて水気を切る)
奥から前(後ろから前)に動かす・・・歯と頬の間(上から下) 舌の上 上あご

6.歯ブラシによる清掃
歯に垂直にあてて小さく揺する。歯茎から歯に回転する。奥歯や前歯の裏側は、
歯ブラシを縦に使うと効果的。

7.口腔ケア後は ブクブクうがいをする。
うがいは口腔機能の維持にも効果的。むせやすい人はガーゼやスポンジブラシで保湿する。

口腔ケアの例・・・85歳 寝たきり
脳梗塞により右上下肢麻痺の女性
ベッドを30度起こす。足元は10度上げる。

1 始めに声かけ

2 唾液腺のマッサージ 耳の前をらせん状に  顎の下を軽く押す

3 口を大きくあけて「イー」 閉じて「ウー」 2,3回繰り返す

4 コップに水を入れてスポンジブラシを浸して絞り、ペーパータオルで水分をふきとる。

5 右側からスポンジブラシを入れ、上下に大きく動かし、ほっぺを外側に引っ張る。

6 反対側も同様にし、外側にブラシを回転しながら抜く。

7 下の歯茎も奥から外側にむけて回転させる。障害のある方は念入りにする。

8 上の歯茎も外側に向けて回転しながら抜く。

9 舌の汚れをふき取る。奥から手前に回転しながら拭き取る。

10 上あごも奥から手前に向かって回転させる。痰が絡んでいる場合は、

指にガーゼを巻きつけて拭き取っても良い。

こまめに口腔ケアをすることにより、健康で明るい生活を続けられるように、支援していきましょう。

介護のワンポイントアドバイス5 移乗介護

身の回り、家の中から地域、社会へと生活範囲を広げようとしていくときそれを可能にするのは移乗・移動能力です。

移乗の介護は利用者の生活の質に直結しています。

利用者の心身の状態や使用する用具の特徴などを理解して自立に向けた目標を持って援助することが大切です。

片麻痺の方の介助方法
1.ベッドからの起き上がり

①利用者に健側の手で患側の肘を持って体の前で腕を組んでもらう。

②利用者に健側の膝を立ててもらい、患側は、介護者が介助して立てる。

③利用者に声かけを行い、顔を介護者に向けてもらう。介護者は大腿と肩を介助して側臥位にする。

④利用者の両足をベッドの端に寄せ、目線をへその方にむけてもらい、肩甲骨の部分と膝裏を支えながら、腰を支点に上体を起こし、同時に両足を下ろす。

2.立ち上がりの動作 片麻痺がある場合

介護者は、利用者の不足している能力を補う介助を行う。

介護者自身も足を広げて支持基底面を大きくし、利用者の自然な動きを邪魔しないように、利用者の動きに合わせて重心を動かす。


①利用者の患側に立ち、倒れそうな場合も支えられるようにする。

②利用者は健側の足を引き、介護者は利用者の患側の足裏をしっかり床につけ、足を広げて支持基底面を広くとる。

③利用者が膝折れしないように患側の膝を介護者の膝で支える。手で支える場合は、膝の下辺りを支える。

④利用者の動きに合わせて、立ち上がりやすい動きを誘導する。

移乗時におけるリスクマネジメント

車椅子からベッド、ベッドから車いすへの移乗時の危険~見守り編


想定される危険・・・転倒


転倒を防ぐために

車椅子はベッド横に20〜30度でつける。(足元が絡まないように)

移乗中は車椅子を絶対に動かさない。(ブレーキを必ずしておく)

見守りは手が届く空間に立つ。

車椅子からベッド、ベッドから車椅子への移乗時の危険~全介助編
想定される危険・・・

肩の脱臼・顎が上がり苦痛・腰を持たれて腰痛に・足が絡み骨折や捻挫
立位への動きが不自然で苦痛や不安・行き先が見えず不安

どうすれば・・

①車椅子を20〜30度の角度でベッド横につける。
②利用者の進行方向の足を半歩前に出す。
③座位の姿勢を前傾にする。
④両脇下に前から手を差し入れる。利用者の肩甲骨を握らない。
⑤上体を前傾しながらお尻が持ち上がれば、上体をベッド側に振り向ける。

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